生きる日々の記録

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子宮筋腫分娩

子宮筋腫分娩で検索してこのページにたどり着く方が多いので、少し補足を記載。
私の筋腫はほんの2センチ程度の小さな小さな筋腫でしたが、有茎性でぷらんとぶら下がり、さらに子宮内壁に癒着してそれが剥がれてしまい、大量出血で心不全を起こしかけていました。そこで緊急入院して手術をすることになりました。

状況的には下記の記事にとても近いです。
こちらの方はヘモグロビン値1.9なので、私よりさらに死にそうだったろうと思います。
www.bdj.co.jp

筋腫をお持ちの方、小さいからといって油断せず、定期的に診察を受けられることをおすすめします。

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子宮筋腫の切除手術は朝イチだった。
全身麻酔を掛けるため、昨日の夜から飲食禁止。
なんでも、麻酔の影響で嘔吐して窒息する恐れがあるらしい。
手術とはいえ膣から内視鏡で覗いて、筋腫を切るだけ、
という簡単なものだから、と処置室で手術。
診察台に上って点滴されて、酸素マスクを付けられて(ちょっとドキドキ)、麻酔が入る。
「眠くなってきました?」と聞かれ「はい。徐々に・・・」
と言ったところで記憶がない。


次に目が覚めたら、病室のベッドの上だった。
手術は1時間前に無事終了したらしい。
痛みらしい痛みもない。
きれいに取れたので安心してください、とのこと。
私を苦しめ続けた筋腫はあっさりいなくなった。
しかし、点滴にはつながれっぱなし。
筋腫も取れたし、もう帰れるかな?と期待していたのだけど
術後に感染症にかかる可能性もあるらしく
しばらく点滴と療養が必要とのこと。


そして何より、貧血がさらに悪化していて、とても危険な状態らしい。
Hb値4.3。Hbとはヘモグロビンのことで赤血球の成分になる。
成人女性なら12〜15g/dlあるのが望ましい。
もともと軽い貧血だったからHb値は10くらいだったけど4.3とは。ほぼ三分の一。
歩けなくても不思議はないそうだ。
ただ、鉄欠乏症の貧血で徐々に数値が下がった場合、体が慣れてしまうらしい。
そう言われてみればこの半年くらい、体が不調ではあった。
症状を調べてみるとこんな感じ。


○ 顔色が悪い・血の気がない
○ 突然の動悸
○ すぐ息があがってしまう
○ 頭痛
○ めまい
○ 食欲不振
○ 吐き気
○ 発熱
○ 呼吸困難
○ 煎餅など硬いものを大量に食べたくなる(異食症)
○ 爪がスプーン状に反り返る
○ 酸味がしみる
○ 肌がカサカサになる
○ 抜け毛や枝毛が多くなる
○ 口内炎口角炎になりやすくなる
○ 食べ物が飲み込みにくくなる
・・・ほとんど当てはまってるわ!
 肩こりは元々だけれど、
 食べ物が飲み込みにくかったり(タバコのせいかと)
 氷をぼりぼり食べていたり(氷食症というらしい)
 頭がしびれたり(頸椎の捻挫のせいだと思っていたけど)
 抜け毛が多いと思ったり(年のせいかと)
 階段を上がるのがしんどかったり(運動不足かと)
 2週間前に行った小豆島一週チャリツアーでひとり遅れをとったり(だから運動不足かと)


どうも、貧血のせいで起こることもたくさんあるようで。
じゃあ輸血すれば治る?、となるのだけど、確かに輸血なら数値は回復する。
けれどどんなに気を付けても輸血のリスクは伴うらしく
体が血を作れるのならば、点滴でどうにか持ちこたえてHb値を上げていく方がいいらしい。
・・・じゃあHb値、どこまで上がれば退院していいのでしょう?
またまた看護婦さんが困った顔をする。
ひとまず、1週間は様子を見ましょうね、と言われ、引き下がる。