生きる日々の記録

日々に思うさまざまなこと

博士の愛した数式/小川洋子

博士の愛した数式 (新潮文庫)
本屋大賞!映画化!という
このところの純文学では珍しい作品ということで読んでみました。
ミステリーとビジネス書以外、あまり読まないので小川洋子作品も初めて。


記憶が80分しか持たない、という現実は
それほど大げさに語られることはないのだけれども
(てっきり、これが主題になると思ってたのに)
エピソードの中でしっかり深く印象づけられていく。
そして、物語を彩る数式たち!
数学嫌いの私でも
ああ、数学とはなんて素敵な世界なんだろう!と感じてしまわずにはいられない
数についてのさまざまなストーリー。
久しぶりにいい物語を読みました。